ギリシャリクガメについては、以前の【Testudo graeca ssp.】でも書きましたが、
現在入手できるリクガメで、これほどバリエーションが多い種類もありません。
コレクション性も高いですが、なつきやすくペットとしても大変優秀です。
産地だけではなく、輸出国(必ずしも産地と一致しません)やロットによって
微妙にタイプが違う個体が入ってきます。
写真の個体は、店主お気に入りのスロベニアから輸入された混じり個体と
もう一匹のお気に入りクウェート産個体です。
もちろん、キレナイカなどのワイルドで入る個体は亜種間雑種はないと
思いますが、ギリシャリクガメとして大量に入ってくるものには
少なからず亜種間雑種も混じっている可能性があります。
ANIMAでは、このあたりも拘って入荷しています。
もちろん、一匹一匹番号管理して大切に育てています。
屋外越冬可能でギリシャリクガメの中でも圧倒的な環境順応性と
生命力(【サバイバー12】参照)のイベラ亜種をANIMAでは推しています。
イベラには大きく2タイプあります。昔に入っていた幼体から地肌の黒い
トルコ血統(所謂 旧タイプ)のタイプと最近輸入されている
テレストリスに似たような肌や甲羅が白いタイプです。
トルコ血統は、甲羅が低めでアダルトでは全く違うフォルムとなり、
アイキャッチ画像の様な渋い雰囲気を醸し出します。
当店では、創業当時に輸入されたトルコ血統(純血)個体を用いたブリードや
生体販売をしております。ANIMA CB 2024 も一部販売予定です。
もちろん、他の亜種も扱っておりますが、タイプによって飼育方法が
大きく違ったりしますので、お迎え時に細かくご説明しています。
※ 現在格安にて販売中のイベラは、9月1日よりすべて価格アップします。