ヘルマンリクガメはおおまかに言えば【ヒガシ】【ニシ】【ダルマティア】の
3タイプになります。ヘルマン愛好家のあいだでは、細かくロカリティや
タイプなどにコダワってお迎えされたり飼育されています。
アイキャッチ画像が ダルマティアヘルマンリクガメ となります。
丈夫で飼いやすい種類ということは、過去の【ヘルマンのススメ】に書いておりますが、
ギリシャリクガメ同様、コレクション性もありキレイに育てる(チョコみたいになりがち)
という MANIA 心をくすぐる部分も楽しめます。
ANIMAでも、キレイに育てるべく色々と試行錯誤しています。
2枚目のEUCBの甲羅をご覧ください。
入荷時までは別(角度・癒着)としてそこから滑らかに成長線がでていると思います。
現在の販売個体は ヒガシヘルマンリクガメ となります。
ヒガシ の中でも レモンイエローがキレイな北マケドニア産 や
EUCB・JPNCBなど掲載しております。【販売個体のご紹介】欄から
ご確認ください。
MANIA さん向けに少し。
ヒガシ と ニシ について。何十年も前のように特定の地域や国から輸入されていた時代と異なり、
分布地域の問題や世界的なCB化でMIXされてしまっているのも原因かと思いますが、
色彩の部分で亜種分けするのは困難となってきています。
ニシ にしか見えない ヒガシ や ヒガシ のようなカラーリングの ニシ など。
多面的に形質的な部分も含めて判断するしかありません。
ANIMA に買取などで持ち込まれる ニシ が 実個体で判断すると ヒガシ だったと
いうことはザラにあります。お客さまは ニシで購入されています。
コダワられる方は、経験値の高いショップからお迎えください。
問屋さんからの情報だけでなく、実個体で色々と判断できるショップという意味です。
ろば~とめるてんし~ (黄ヘルマン)世代の店主は、当時縁甲板の模様が
スリット状なら ヒガシ、ボタっと習字の筆をおろした様なものは ニシ。
を判断基準としていました。他の部分もチェックしましたが、ほぼほぼ間違いありませんでした。
現在は前記理由から役に立ちませんので、誤解なきようにお願いします。
ヒガシ の 【 ナヌス 】あたりは別として、コレクション性 で楽しめるのは
ニシ だと思います。フランス・イタリア・スペインそれぞれのロカリティ個体が
入荷しています。
ブリードを念頭に置かれているのであれば、是非ロカリティを混ぜずに
親個体を入手・育成してチャレンジしていただきたいものです。
店主は ロバートメルテンシー T. h. robertmertensi 好きだったので、
コルシカ島産 の 黄色味の強い のが好みです。
1枚目写真は育成中の コルシカ島産 ニシヘルマンリクガメ です。
ちなみに、当時 ロバートメルテンシーのインボイスで入荷していたものは、
明らかに通常便の ニシ とは別物でした。一見してわかるレベルです。
今でいうロカリティの違いだったと思いますが、記憶が正しければ、
特徴的に一番近いのは 【 コルシカ 】 一択です。
上記、ホビーの世界ですのでご参考まで。