アタマの大きなクサガメは【 オオアタマクサガメ 】と呼ばれています。
この個体はまだまだ小さいです。
概ね巨頭化した♀個体がそう呼ばれているようで、店主はオオアタマクサガメと言える
頭幅の♂を観たことがありません。
ベビーからアタマが大きかったり、細かい部分が違うという説もあるので、
一概に育成途中に巨頭化したともいえない気もしますが、詳細不明です。
よく質問されますが、頭幅が何mm以上でオオアタマ認定などの基準はありません。
カラダとのバランスもあります。フルアダルトだと概ね
50mm以上あるとオオアタマって雰囲気の個体となります。
先日の【 クサガメのススメ 】でリーブスクサガメの魅力をご紹介しました。
タイトルの学名をみただけで「?」「 間違ってる 」とすぐに思われた方は
クサガメマニアさんやオールドマニアさんだと思います。
今では、シノニムとして学名が抹消され、リーブスクサガメとして
Mauremys reevesii で統一されています。
店主が海外に買付にいっていた頃、シッパーであり世界的コレクターのS氏は
毎回、ファーム訪問や会食の際に何時間でも熱くカメ談義をする方で、
Mauremys megalocephala (Chinemys megalocephala)
という学名を使いオオアタマクサガメのことも細かく説明してくれました。
どこにでもいるものではなく中国の一部地域でしか捕獲できないなど。
当時複数の個体を手に取りましたが、最近国内で目にするオオアタマクサガメ
と呼ばれている個体とは明らかにちがうものでした。
DNA分類とは違う次元で、趣味の世界では「オオアタマクサガメ」と呼び続けたいものです。
色々な説や意見があって、ひたすら謎のままっていうのも、趣味の世界では楽しめていいものです。
当店では 種親サイズのオオアタマクサガメ(希望頭幅55mm~)の買取・下取 をしています。
たまには、このような 「よもやま話」 も