よもやま話シリーズ

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イリエワニ(リューシ)
season2

【よもやま話】シリーズです。【むかしばなし】が中心ですので、
ご興味のある方はお気軽にお読みください。

今では【特定動物】として飼養などに法的制限がかかっていますが、
創業当時は、結構 ワニ の入荷がありました。メガネカイマン にはじまり、
キュビエムカシカイマンブラジルカイマンなど。。。ANIMA でもカイマン系は
結構な数を販売しましたが、中でも上記写真の イリエワニ は特別な思い出があります。

店舗展開する際に看板的な個体をということで、当時お世話になっていた方から譲っていただきました。
アリゲーター科 の種類は輸入業者から入ってきていましたが、クロコダイル科 の一部種類は
一般的なルートではないマニアックな業者間のやり取りが主でした。もちろん、サイテスⅠ類の
種類については【紙付き】の正規個体です。

話は、上記の イリエワニ にもどりますが【人食いワニ】として扱われる イリエワニ ナイルワニ
【ノーマル個体】
は、たまに入荷することがありました。
ANIMA で看板としていたのは【白変個体】でいわゆる【リューシスティック】です。
全長は 120cm くらいだったと思います。

イリエワニ Crocodylus porosus

ググってみてください。人間がいっぱい食べられています。

白変のなかでも白さのグレードが高い個体で、当時は世界に6匹などと言われていました。
安川雄一郎先生もドイツから複数の学者さんを同行されて、わざわざこの個体を観に来られていました。
購入してドイツに連れて帰りたいとのお申し出をいただきましたが、サイテスの関係が煩雑で
お断りしました。

店舗写真の真ん中の水槽が専用に作ったものですが、1500×1500×600だったと思います。
当時はワニ飼育になんの規制もありませんでしたが、厚めのアクリルで上には金網を張った木枠で蓋をつくりました。

エサの際は、大げさに言えば 命がけ で、フタをあけたとたんフタのうえまで飛んできて噛みついてくる
そのような個体でした。この辺りは、他のワニではないアグレッシブさでした。

カメ専門店 として歩んできた ANIMA ですが、カメはもちろん。超レア爬虫類
大型サルアリクイカラカル などの 特殊動物 などマニアックな種類を一通り扱ってきました。
いつか 特殊動物 の【よもやま話】もします。

今では考えられないですが、メガネカイマン が熱帯魚屋さんで数千円でゴロゴロ。
ウミガメチュウゴクオオサンショウウオ が普通に販売されていた時代から
永年爬虫類飼育に携わっています。

ついあの頃はよかった。。と言ってしまいがちですが、逆に当時目にすることが出来なかった種類が
たくさん入手できる良い環境とも言えます。

今の環境の爬虫類ライフを楽しんでいければと思います。


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